14日目、治療の前に

1)病状、及び症状

 

『左脛骨の平滑筋肉腫』

 

 

2)手術とその内容

 

『皮下埋め込み型ポート(CVポート)の埋め込み手術』

 

①始めに、医師からCVポートとは何か?なぜ必要なのか?の説明があります。

 

CVポートとは点滴の針が届かない所の血管に薬を投与できる装置です。

皮下埋め込み型ポートは、点滴の針を刺す「ポート」と薬を中心静脈に入れるための「カテーテル」がつながった構造をしています。体内に挿入するポートは円盤状の形をしており、大きさは直径2~3cm、厚さ8~13mm程度、重さは5.2gほどです。ポート本体には圧縮したシリコンでできた「セプタム」というパーツがあり、ここに針を刺して薬を投与します。耐用回数は2000回ほどで、使用頻度にもよりますが数年間は使えるといわれています。また、ポートやカテーテル内に血液の成分が付着して詰まってしまうことのないように、使用の有無にかかわらず月に1回は生理食塩水でポート内を洗浄するメンテナンスが必要です。

挿入場所は、右の鎖骨下に埋め込みます。(個人によって埋め込み場所は異なります)

通常、点滴と聞いたら、腕からと思いますよね?しかし、抗がん剤は皮下埋め込み型ポートの方がメリットが多いです。

 

メリット

 

□抗がん剤は、静脈の血管に炎症を起こすリスクが高く、抗がん剤が血管外に漏れると正常細胞が壊死する危険性もあるため、静脈炎を起しにくい太い血管内に確実に薬剤を投与できる。

□太い血管の方が薬が全体に広まるのが早い

□1回で確実に針を刺せる(ミスしにくい)

□治療期間が長く、何度も針を抜き差しするので、(針が太いので腕からだと、ジンジンと、とても痛い。ポートからだとチクッとするだけで済む)痛みのストレスが少ない

□両腕が動かせられる(腕から点滴すると、方腕が動かせられない)

 

デメリット

 

□ポートを埋め込む手術が必要

□合併症が起こる可能性

 

皮下埋め込み型ポートのメーカーは住友ベークライト株式会社製でした。

費用は保険適用されます。

 

 

②同意書のサイン

 

医師から説明を受けて納得したら同意書にサインします。

手術中に想定外の事が起こる可能性がある事も説明されました。

 

 

③手術前の検査

 

血液検査、尿検査、体温測定、血圧測定、血中酸素濃度測定を行います。

 

 

④手術

 

手術着に着替え、ネックレス、指輪、コンタクトレンズなどは事前に外しておく必要があります。移動は転倒などにより怪我を防ぐため、車いすに乗って、看護師さんが押してくれます。

手術室と言うより、処置室の様な所でした。処置台に仰向けに寝て、心電図、血圧計等を身体に取り付け、その心電図などの情報が40インチ程の液晶モニターに写し出されていました。

始めに、右の鎖骨下に局所麻酔をします。そして、メスで切って、CVポートを埋め込み、最後にメスで切った所を接着剤で合わせて終わりです。

手術時間は1時間位だったと思います。

これで終了なので、あとは、病室で安静にして、1日終了です。

食事制限は無いので、手術後から食事を取れました。

 

 

3)検査内容

写真があるならここに写真を設置する

 

『血液検査、尿検査、体温測定、血圧測定、血中酸素濃度測定』

 

血液検査は、入院直後すぐと、毎朝行います。

尿検査は、入院直後すぐに1回行います。

体温測定は、自分で毎日、朝・昼・晩に測定して、記入用紙に書き込みます。

血圧測定、血中酸素濃度測定は毎日、朝・昼・晩に看護師さんが測定してくれます。

 

□血中酸素濃度測定とはパルスオキシメーターと言う測定器です。パルスオキシメーターの指をはさむ部分は、発光部分とセンサーで構成されています。発光部分は赤色光と赤外光を発し、これらの光が指先を透過したものをセンサーで測定します。血液中のヘモグロビンは酸素との結合の有無により赤色光と赤外光の吸収程度が異なるので、センサーで透過光を測定して分析することにより、血液中の酸素量を測定することができます。

通常、血液中の酸素量は約96~99%ですが、一定レベルを下回ると、立ちくらみ・めまい・卒倒などの症状が起き、最悪の場合生命の危険がありえますので、重要な測定となります。

 

血液検査では…問題なし

尿検査では…問題なし

体温測定では…問題なし

血圧測定では…問題なし

血中酸素濃度測定では…問題なし

 

 

4)感想、思ったこと

 

CVポートの埋め込み手術は、全身麻酔ではなく、局所麻酔なので、麻酔の注射が痛いです。結構奥まで針を入れている感じがして、辛かったです。

手術中は、右の鎖骨下の手術場所は周りが隠されていて見えないので、何をしているか分からず、麻酔が効いているので、痛みはもちろん無いけど、強く押されたり、ゴソゴソする感じがして、それが気持ち悪く、とても辛かったです。なので、手術中は、早く終わって欲しいと思っていました。

手術後は麻酔が切れて痛みが来ます。その後、1週間位で痛みは無くなりました。

抗がん剤を始める前の準備で、これだけ大変なので、精神的にも疲れました。

 

 

5)次の取り組み

 

CVポートの埋め込みが終了して、いよいよ翌日から抗がん剤の投与が始まります。

シスプラチンとイホマイドの2つの抗がん剤を交互に投与します。患者さん一人一人によってどの抗がん剤を使うか、どの組み合わせが良いかなどは、病院内で話し合って決められるようです。

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