『133日目、手術後』

1)病状、及び症状

 

『左脛骨の平滑筋肉腫』

 

 

2)手術方法・リハビリとその内容

 

抗がん剤治療を約3ヶ月間行い、がん細胞の増殖を抑えられたので、左脛骨の平滑筋肉腫の腫瘍切除・人工関節置換手術を行いました。

 

人工関節置換は、がん細胞が骨の広範囲に増殖していた為、がん細胞を切除すると骨の中が空洞になってしまい、体重が支えられず、力がかかると骨折の危険がある為に行う。

 

 

手術方法

 

①がん細胞の切除

左脛骨の中央を切り、2つに分け、左脛骨の上部を脚から取り出します。

そして、がん細胞の部分を切除します。

 

②液体窒素処理

左脛骨を取り出し、がん細胞を切除したら、それを液体窒素に浸けて完全にがん細胞を死滅させる。

 

③人工関節置換

左膝に人工関節を入れて、ボルト、ワイヤー等で固定する。

人工関節は、ジンマー・バイオメット合同会社製のNexGenを使用。

 

 

④左脛骨の強化

右脚の腓骨の一部と、左右の座骨、恥骨の一部を切り取り出し、左脛骨と人工関節との隙間に入れて、やがて骨同士がくっつき、骨の強度が上がります。

骨は切り取りしても、身体に、生活に影響の無い、腓骨、座骨、恥骨の一部を使います。

 

 

リハビリ方法

 

CPM(continuous passive motion)と言われる、リハビリ用機器を使います。

 

□CPMとは、ベッドの上で膝の屈伸を自動的に行う機器です。

CPMは四肢に対し、器械を使ってゆっくりとした往復の関節可動域運動を持続的・反復的に与える訓練である。

徒手による関節可動域運動と比べ、CPMの方が患肢を保持する面積が広く安定感があり、さらに運動のスピードや可動域を一定に保つことが出来るという利点がある。

 

①脚をCPMに乗せバンドで固定します。

 

②膝の曲げる角度、時間を設定します。

 

③設定した角度まで自動で曲がり、膝の屈伸をします。

 

④設定した時間になると終了します。

 

 

始めは、無理のない小さい角度から行い、徐々に角度を増やしていく。

 

看護師が離れている間に痛みが強くなった場合などは、我慢せずに手元のコントローラ―で緊急停止し、ナースコールで看護師を呼ぶ。

 

 

 

  • 検査内容

 

『血液検査、尿検査、体温測定、血圧測定、血中酸素濃度測定

 

血液検査は、毎朝行います。

尿検査は、毎朝行います。

体温測定は、自分で毎日、朝・昼・晩に測定して、記入用紙に書き込みます。

血圧測定、血中酸素濃度測定は毎日、朝・昼・晩に看護師さんが測定してくれます。

 

 

血液検査では…問題なし

尿検査では…問題なし

体温測定では…問題なし

血圧測定では…問題なし

血中酸素濃度測定では…問題なし

 

 

□血中酸素濃度測定とはパルスオキシメーターと言う測定器です。パルスオキシメーターの指をはさむ部分は、発光部分とセンサーで構成されています。発光部分は赤色光と赤外光を発し、これらの光が指先を透過したものをセンサーで測定します。血液中のヘモグロビンは酸素との結合の有無により赤色光と赤外光の吸収程度が異なるので、センサーで透過光を測定して分析することにより、血液中の酸素量を測定することができます。

通常、血液中の酸素量は約96~99%ですが、一定レベルを下回ると、立ちくらみ・めまい・卒倒などの症状が起き、最悪の場合生命の危険がありえますので、重要な測定となります。

 

 

4)感想、思ったこと

 

腫瘍切除、人工関節置換手術後、全身麻酔が切れて、意識がはっきりした頃から、とてつもない痛みが走ります。

身体を1ミリでも動かすと、それが手術した膝に伝わり、とてつもない痛みが走ります。

その為、局所麻酔を使いました。

局所麻酔は、脊髄周辺に麻酔薬を作用させて腹部〜下半身を麻痺させます。

痛みが強くなった時に患者が自分でリモコンを押して麻酔を作用させます。

但し、1日に使える用量が決まっているので、用量に合った回数しか麻酔が使えません。

 

手術後は、痛みで身体を動かせず、ベッドで寝たきりでした。

 

食事もあまり食べられず、痩せていくのが自分でもわかりました。

体重は約10㎏減りました。

 

抗がん剤治療も辛かったでしたが、今回の手術後はそれを上回る辛さでした。

痛みと、ベッドで寝たきりによる床ずれ、動けない辛さ、1日がとても長く感じる、便秘など、抗がん剤治療の方が楽だと思うぐらいです。

 

手術後、1週間後位から、サポートしてもらって、起き上がって、車いすでトイレに行きました。

 

 

5)次の取り組み

 

リハビリを継続

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